読書の友は珈琲とチョコレート

本屋さんか図書館まわりで生きています。文学館にいることもあります。

【ブックトーク】昆虫と関わる職業

将来昆虫と関わるお仕事をしたいと思ったときに、どんなお仕事があるか?

どんな勉強をしなくてはいけないかわかる本をご紹介します。

 

1冊目:『新13歳のハローワーク』 村上龍/著

仕事の百科事典。国語、社会、理科、体育など、好きな「教科」を入り口に様々な職業を紹介しています。

  

A 虫を育てる・販売する仕事

養蜂家

蜜蜂を使ってハチミツを採取するしごとです。養蜂家になるには、蜜蜂の健康管理や蜜を採る作業、巣箱の管理などを学ぶ必要があります。

 

2冊目『ミツバチだいすき』 藤原由美子/安井寿磨子

セイヨウミツバチをそだてる養蜂家の1年の仕事を、少年の目を通してえがいている絵す。

4冊目『お蚕さんから糸と綿と』大西暢夫/著

養蚕農家、近所に暮らす糸とり名人、繭むき名人の仕事を写真で紹介。

 

sato-yama.jp

 

インセクトブリーダー

★ オオクワガタ/ヘラクレスオオカブトなど

インターネットが普及して個人間の取引が簡単になった現在、趣味を生かした仕事として注目されています。原産地と日本では気候が大きく違うので、飼育するのは工夫を凝らさないと難しそうです。下記の記事で紹介している河野さんは、昆虫ショップに通いつめてオーナーに飼育のあれこれについて教えてもらい、産卵させる土の配合、発行などの管理など試行錯誤を重ねていったそうです。

 

ヘラクレスオオカブトを育てている河野博史さんのニュース

河野博史さん(延岡市北浦町)のヘラクレス|夕刊デイリーWeb ヘッドラインニュース

 

調べてみて驚いたんですが、最近はAmazonヘラクレスオオカブトが購入できるんですね(゚д゚)!知りませんでした・・それにしてもヘラクレスオオカブトって思っていたよりずっと大きいし、立派!わたしの手のひらよりも大きいんじゃないかしら。

 

★アリ

5冊目『アリとくらすむし』島田たく/著

 虫に関する企業に就職する

  • 殺虫剤・防虫剤開発の会社 研究をする仕事の場合は大学卒業の募集がほとんど。農学部など理科系の学部を指定する会社も。
  • 害虫駆除の会社 害虫の発生源調査、駆除。まずは害虫駆除を行っている企業に就職をするのが一般的。殺虫剤などさまざまな薬品を扱うため、毒物劇物取扱者の資格が必要。
  • 昆虫採集の道具やエサなどを開発・販売する会社 レアなお仕事です。

6冊目『日本一の昆虫屋』志賀夘助/著

 志賀昆虫普及社の創業者の本です標本作製のコツ、採集の楽しみなど著者の半生とともに綴られています。昆虫採集は子どもの遊びとみなされて仕事と思ってもらえなかったこと、昆虫採集の道具の開発、昆虫採集ブームの話など、今では当たり前のものがちょっと前まで全然違っていたことに気づかされます。読みやすく書かれているので、小学校高学年くらいからの虫好きの子の読書感想文に使えそうな本です。楽しく感想が書けそう。
 

 D 研究する・教える・知識を普及する仕事

もし学問として昆虫を極めたいなら、大学教員・研究者・学芸員という選択肢もあります。大学教員になるには、大学から大学院の修士課程・博士課程に進むのが一般的。博士課程を修了してもすぐには就職先が見つからないケースも多いです。

jrecin.jst.go.jp

 

★昆虫学者

 

7冊目『ファーブル昆虫記』

昆虫の研究といえば、ファーブル昆虫記が鉄板。子供心に新しい世界を知ることが出来る高揚感を感じたことを思い出します。いろんな出版社から出版されています。

8冊目『バッタを倒しにアフリカへ』 前田ウルド浩太朗/著

9冊目『丸山宗利・じゅえき太郎の㊙昆虫手帳』

 

 ★学芸員

  学芸員は、博物館において、資料の収集・保管をはじめとする業務を行う専門職員で、学芸員の資格は、文部科学省が所管する国家資格です。博物館と一口に言っても、歴史、芸術、民俗、産業、自然科学などさまざまな分野があり、学芸員になるには各博物館が扱う分野に対して専門的な知識を身につけている必要があります。昆虫が専門の学芸員の方におすすめしてもらった本がこちら↓

 

10冊目 『アフターマン』 ドゥーガル・ディクソン/G.Masukawa/著

昆虫のことを紹介するユーチューバーになるという方法もあります。企画力、演出力、動画の編集技術など、いろいろなスキルが必要です。

ユーチューバ―になるには?

 目指せ虫博士(*^-^*)